もしかしてもしかして! 我を失い…わ、我が子を傷付けようとしてしまったのでは!? ああっ、ああそんな…私、私…! 母にあるまじき——

幕間の物語(女性鯖)

金時「さ。到着だ。

おっと。

風景が変わったが——

(大きな地響き)

来た来た、でかいのがおでましだ!

そこにいるぜ大将!

かなりでかいな。

相当にでかい憑き物ストレスだ。

きっちり、オレっちたちで吹き飛ばさなきゃだぜ!」

「もちろん! 残らず吹っ飛ばす!」

金時「いい返事だ!

それじゃあいくぜえ——

一気呵成に電光石火!

ゴールデンゴッドスピードで憑き物落としだ!」

酒呑「…………はぁ、きっつ。

なんやのんもう!

牛かてもう少しは疲れるんとちゃう?

これやから身も心も牛にならはった女いうんは、ねえ。」

酒呑「……っ!」

頼光「観念なさい。

一寸の虫にも命はありましょう。

ですが。

京に、虫は要らぬと尊き方々は申される。

ゆえに……

!?」

酒呑「んもう、ようやっとやねえ!」

紫式部「じ、術が効いたようです!

いえ、或いは藤丸様と金時様が遂に!」

金時「ゴールデンカムバック!

ゴールデンカムホーム!

よっし、帰って来れた!

マスターは無事に目ぇ覚ましたか!?」

「ただいま! こっちも大丈夫だよ!」

頼光「藤丸さんに、金時……

私……私……

もしかして——

も、もしかして、もしかしてもしかして!

我を失い……

わ、我が子を傷付けようとしてしまったのでは!?

ああっ、ああそんな……私、私……!

母にあるまじき・・・・・・・——」

「おかえりなさい、頼光さん」

頼光「ああ……マスター……。

藤丸さん……。

………………このように愚かな母に、貴方という方は。

そう言ってくださるのですか。」

「(頷く)」

紫式部「仔細は存じませんが、貴女という人は——

素晴らしいご子息たちをお持ちなのですね。

素晴らしいことです。」

頼光「ええ、ええ。

そうなのです。本当に。

私には……

勿体ないくらいの……孝行息子たちにございます!」