なに? なんなのラーマ君? 宝具封印されてるの、今の今まで全然気付かなかったの? 汝の脳はマシュマロか何かでできてるの?

幕間の物語(男性鯖)

ラーマ「う、うう……。

ラーマ、ラーマや……。

む、むむ。

余を呼ぶのは誰か……?」

ヴィシュヌ「ヴィシュヌです。

ラーマ、すみやかに起きなさい……。」

ラーマ「げ、ヴィシュヌ様!?」

ヴィシュヌ「げ?」

ラーマ「こ、これはとんだ御無礼を……!」

ヴィシュヌ「ラーマ。

藤丸に召喚されてから、どうですか?

何か不足のものや、すみやかな不満はありますか?」

ラーマ「いいえ、マスターはとても優しい。

余を王としてではなく、かといって臣下でもなく、一人の友として扱って下さる。

召喚されて以来、不足や不満を抱いたことはありません。」

ヴィシュヌ「……そうですか。

それはすみやかですね……。

では、戦う際も……?」

ラーマ「ははは、このラーマ戦闘に関してはお任せあれ!

ヴィシュヌ様にもこの力、見せとうございます!」

ヴィシュヌ「へー、ほー、ふーん。

ラーマってば、そういうこと言うんだー。」

ラーマ「え。

……ヴ、ヴィシュヌ様……?」

ヴィシュヌ「ラーマ……ラーマや……。

あなたがサーヴァントとして現界する際、与えられる宝具を思い出しなさい……。」

ラーマ「え。

それはこの『羅刹を穿つ不滅ブラフマーストラ』ともう一つ……。

偉大なる者の腕ヴィシュヌ・バージュー』………………………………あ。」

ヴィシュヌ「ラーマ、ラーマや!

おまえは! 

私の! 名を冠した宝具が!

実は使えないことを!

すっかり忘れていましたね!?」

ラーマ「ギャー!!

ももも申し訳ありませんヴィシュヌ様!!」

ヴィシュヌ「ほんとすみやかにありえませんー。

なに? なんなのラーマ君?

宝具封印されてるの、今の今まで全然気付かなかったの?

汝の脳はマシュマロか何かでできてるの?」

ラーマ「め、滅相もない!

決して忘れた訳では!

ただそのヴィシュヌ様の手を煩わせるような者と戦う機会が……。」

ヴィシュヌ「まあまあ。

ラーマの強さからすればそれは当然ですね。

ではもう、こちらの宝具も必要ありませんね。

『羅刹を穿つ不滅』とかなくても、大丈夫でしょう?」

ラーマ「そんなー!

い、行かないで下さいヴィシュヌ様!

余が、僕が悪かったです!

せめて『羅刹を穿つ不滅』だけは!」

ヴィシュヌ「……仕方ありません。

どうしてもと言うのであれば、チャンスをあげましょう。

ただし……わかりますね?

私の好きな言葉を復唱するのです……」

ラーマ「は、はい!

それはもうすみやかに!」

ヴィシュヌ「よろしい。

何事もそのように生きるのです。

兵は神速を尊ぶ、は違う国の教訓ですが。

では、マスターと共にある空間へと向かいなさい。

そこで幾つかの試練を受けて貰います。

よろしいですか、もしその試練に失敗すれば……。

以後、私の祝福は受けられません……。」

ラーマ「このラーマにお任せを!」

ヴィシュヌ「次から無視はダメですよ……。

宝具はきちんと使いなさい(なさい(なさい……。」

ラーマ「という夢を見た訳だお願いマスター助けて下さい!

マシュも頼む!!」

マシュ「……はあ、それなら……。」

「それ本当に神様?」

ラーマ「うむ、実は夢に出てきたのはヴィシュヌ様であってヴィシュヌ様ではない。

あくまで余が想像するヴィシュヌ様であり、これは・・・という存在と出会ったことは、終ぞないな!

そもそも夢で出てくるヴィシュヌ様、キャラが一定していないしブレているし。

ただ、余が何かを見逃したり迷っていたりするとき、ヴィシュヌ様としてメッセージを戴くのは確かだ。

それが果たして余の深層心理、無意識に目を逸らしていたことに気付かせているのか。

はたまた本当のヴィシュヌ様がメッセージを送ってくれているのか、そこまで不明だが……。」

マシュ「つまり『さっぱりわからない』と。」

ラーマ「有り体に言ってしまえば、その通りだ!

しかし、どちらにしても何か余に関する事態が起きつつあるのは間違いないだろう。」

ロマニ「確かに……

ラーマ君の夢も正しいと言えば、正しいのかもしれない。」

マシュ「ドクター、それはどういう……?」

ロマニ「微小な特異点が数時間前、アメリカ、アルカトラズ島で形成された。」

ラーマ「アルカトラズ……か。

シータがいた場所だな。

どうやら余が見た夢と、何か関係がありそうではある。」

ロマニ「まだ第六特異点と第七特異点が残っている以上、放置しておけば人理に悪影響を及ぼすだろう。

すみやかに、処理して欲しい。

無論、余も連れて行ってくれるよな?」

「もちろん!」

ラーマ「おお、心の友よ!!」

フォウ「フォウ。」

マシュ「え、フォウさん。

打算的な友情だ、ですって?

そんなことありませんよ、フォウさん。

ね、マスター?」

「だといいよね」

ラーマ「と、ともかく早く行こうではないか!

試練が我らを待っているぞ、たぶん!」