英霊とは—— 本来、一箇の人間であった存在が昇華されたものだろう。 この時、クラスの適性云々は想定されていない筈だ。

幕間の物語(女性鯖)

ホームズ「本来、一箇の人間であった存在が昇華されたものだろう。

この時、クラスの適性云々は想定されていない筈だ。

クラスというのはそもそもからして、決戦魔術・英霊召喚によって発生した概念だからね。

そして、当然ながらカルデア式召喚でも同じく、基本七つのクラスに英霊を当てはめることで実行される。

型に嵌まりきらない例外は当然ながら起こり得る。

該当するエクストラクラスがあれば問題は少ないだろうが、結果として、無理矢理にクラスへ押し込まれる英霊も数としてゼロではないだろう。

そうなれば、ひずみ・・・が発生する事だって有り得るという訳だ。」

「もう一歩わかりやすく」

ホームズ「彼女は明らかに“戦う者”であり、人を救うモノ、医療看護という概念にさえ近いだろう。

だが、本来の彼女は果たしてそうだろうか?

あそこまでかたくな・・・・な精神性は、元からなのか?

それとも、バーサーカークラスの適性として顕れる彼女の猛烈な精神性が、誇張カリカチュアされたものであるのか?

後者であるとすれば、そう。

ただ活動しているだけでも霊基や精神に多少の負担は掛かり続けるというものだ。」

「普段から無理させてるってこと、だよね」

マシュ「あ、あの!

わたしの場合ですが……

自己の精神に負担が掛かる感覚はありませんでした。

ですから、必ずしも——」

ホームズ「レディ。

キミの場合は更に特殊な事例、デミ・サーヴァントだったからね。

反証としては、些か相応しくないかもしれないな。」

ダヴィンチ「まったくもう、ホームズ。

キミは意地悪だなあ。」

ホームズ「そうかい?」

ダヴィンチ「言い方ってものがあるだろう。

精神を有した英霊の召喚は元からとてつもないことだし、特にバーサーカーとの契約と維持は難しいんだ。

今さらと言えば今さらじゃないか。」

巌窟王「——何でも構わん。

藤丸、行くぞ。」

マシュ「え——」

巌窟王「肉体の方は頼んだ。

娘。いや、マシュ・キリエライト。」

マシュ「え、あの! 巌窟王さん……!?

あっ……! 先輩!」