Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

もし、世界が平和になった暁には——この曲を、弾いて欲しいと。忌々しいが、かの天才の遺言なら従わなくてはな。

ヤガ(子供)「何これ?」 ー サリエリ「ピアノ、楽器の一種だ。 もう雷帝はいないからな。 好き放題に使える。 ——さて。弾いてもいいか?」 ー ヤガ(子供)「弾いてもいいかって何を?」 ー サリエリ「ピアノだ、ピアノ。 …

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

この異聞帯を覆っていた『嵐の壁』の消滅も確認した。やはり空想樹とあの嵐はセットのようだ。

ホームズ「この異聞帯を覆っていた『嵐の壁』の消滅も確認した。 やはり空想樹とあの嵐はセットのようだ。 当面の目的… いや、異聞帯での作戦行動はこれでハッキリしたね。 何はともあれ空想樹の切除が最終目的だ。 ようやく方針が…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

…私のピアノを聴いてくれて、ありがとう。知っての通り、恨み事しか吐けない男だが…もし私の力が必要になったのなら、遠慮なく呼ぶがいい。

サリエリ「…我の役割も終わったが…。 いや、この霊基は未だ消滅を拒んでいる。 おまえたちを見送れ、ということらしい。 ー 否、今ここにいる我はただの抜け殻だ。 戦闘でも見事に役立たずだった…。」 ー マシュ「いえ! イヴ…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

パツシィさんが言いました。わたしたちには責任があるのです。人理を守る責任と、生き残るための責任が——!

マシュ「パツシィさんは、厳しい人… いえ、厳しいヤガです。 わたしたちの旅は、きっと前よりずっと過酷なものになります。 カルデアも凍結され、わたしたちに残されたのはシャドウ・ボーダーだけ。 何より、これは世界を滅ぼすため…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

地球上におけるあらゆる反応が、そこにはない。ちょうど人間一人分の『空白』。空間にしみ出した虚無のような欠落。

マシュ「! マスター、あちらを…! 木の根元に、何かが——」 ビリー「…あれは…人間かな? いや、でも…おかしいな… 指が動かない。 撃とう、って気持ちがまるで湧かない。 そんな、何であれ弾の標的にしてきた僕が…?」 ー…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

星の人理が巻き戻り、神の下に帰還していく…!大げさじゃなく、このままだと世界がひっくり返っちゃうぞ!?

ダ・ヴィンチ「待った待った、緊急事態〜! 空想樹から膨大な魔力を観測! 物凄い魔力量だ! 神代クラス、真エーテルに近しい! 星の人理が巻き戻り、神の下に帰還していく…! 大げさじゃなく、このままだと世界がひっくり返っちゃ…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

…私は、信じています。選択肢をどれほど間違えようとも——あなたはきっと、正しく為すべきことを為すと。

カドック「…まだだ。 まだ終わってない! 僕は、彼女を皇帝にすると約束した! この世界でダメなら、異なる世界を構築する! その違う世界で、彼女を皇帝にする! 諦めるものか!絶対に諦めるものか! 僕だって、君みたいにできる…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

あなたが、あの暗闇の中で私を選んでからどれくらい経ったのかしら。半年?それとも一年?すべてあやふやな空想の時間だったけれど。

アナスタシア「この異聞帯において、私は皇帝となりました。 よって『非常大権』を行使できる。 私たちの夢を、具現化しましょう。」 ー カドック「空想樹オロチ、接続——。 まったく、ようやくスタート地点だ。」 ー 「何をした…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

パツシィの言う…通りだ…。戦え…戦って、汝の世界を守れ…。私にはもう、応援する資格すらもないが……せめて…祈りだけは…

いつもなら水が流れるように自然に放てる弓が、どうしてか重かった。 …ああ、そうか。 こちらについた瞬間、私はもう正しさから外れたのか。 裏切りへの罰か? …いや、違うか。 私はただ、単に。 ー アタランテオルタ「知って……

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

でも、もしこの世界が間違っているとするなら…。この、辛かっただけの生に意味があるとするなら…。

パツシィ「あ…くそ。」 ー 「パツシィ?」 ー パツシィ「………………許さねえ。」 ー 「え…?」 パツシィ「俺は、テメェを、絶対に許さない。 俺に幸福な世界があることを教えてしまった失敗を、絶対に許さない。 だから立て…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

元よりヤガである自分に恐怖はない。死ぬことが当たり前の自分に怖いものがあったとすれば、それはきっと——

——どうだ、見たか。見ただろう。 我知らず愉悦の笑みがこみ上げる。 打ちのめされても打ちのめされても戦ってきた彼に与えられたもの。 それは救ったはずの誰かに殺されるという、最悪な結末と—— 救ったはずの世界を、結局は破壊…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

しかしこればかりは彼が一人で立ち上がらなければならない。彼が命令されて飛ぶ弾丸ではなく、マスターであるかぎり——たった一人で。

ダ・ヴィンチ「ホームズ、キミの説得でどうにかならない? 少なくとも彼が立ち上がらなくては、マシュも動けないよ。」 ー ホームズ「…どうにもならない。 ハッキリいってお手上げだ。 推理ならば証拠物件を収集して、真実を組み上…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

…ああ、そうか…。それで…この世界は…敗北したのか…。我々が何より愛おしむべきものが…何も…無くなって…しまったから…。

イヴァン雷帝「おお…おおお…おおおおお…。 ここまで…ここまでか…。 しかも…おまえは…覚悟すらできずに、ここに立っている…。 惰弱な汎人類史らしい在り方だ…。 しかし…。 その哀しみは…もう、ヤガが持てなくなったもの。…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

故に問う!故に糺す!貴様にその権利があるのか!?この大地に住むヤガたちに、“死ね”とおまえは命じるのか!

イヴァン雷帝「よくぞ来た、人理を剪定する者よ。 余は、問わねばならぬ。 この世界を束ねていた者として。 だからどうか、真摯に答えて欲しい。 ー なぜ、世界を滅ぼそうとする? 貴様の世界に、その価値が本当にあるのか。 ここ…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

それ以外は、そう——自らの在り方、持って生まれた悪性を悩み、苦しむ、ひとりの聖職者でした。

神父「ではおさらばです、皇女。 どうかその治世が、永く続きますよう。」 ー アナスタシア「…正体を明かしておきながら、私の足元に跪いて許しも請わないのね。 ………………。 いいわ。その方があなたらしい。 ——ありがとう、…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

——永遠に続く城塞はないんだよ、マシュ。あるとすれば、それは再起する心の在り方。朽ちてもなお立ち上がる、その姿が永遠に見えるんだ。

マシュ「は、あああああああああああああああああああーー!!」 ——その一瞬。 何かが、ほんの少しの間だけど。 カチリと音を立てて歯車が噛み合った。 重かった盾が輝く。 脳裏に浮かんだ啓示を唇(くち)が紡ぐ。 『——永遠に…

Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア

「どうぞ、その素晴らしい演奏に集中を、ミスター・サリエリ!」(むっ!素晴らしいと——!いやまて、怒りを忘れるな私!)

マシュ「皆さん、ご心配なく…! あの雷撃はわたしに任せてください…!」 ー サリエリ「バ…馬鹿を言うな、可憐な少女よ! そんな盾一枚で何を言う! 私に構うな、ゴーレムまで逃げるがいい! 我は耐えてみせる! 疾く、失せるが…