申し訳ありません、マスター! わたくし、幽霊が滅法苦手だということを告白します! だって筋肉が通じないですし! 計算も私より早そうだ…!

レオニダス「マスター! 唐突ですが、鍛えましょう。」 ー 「……何で?」 ー レオニダス「マスターは魔術師。 確かに肉体面の強化は必要ないとお思いでしょう。 しかし、それは致命的な間違いです。 この先、どんどん過酷になっ…

『天下無双』『飛将軍』『人中の呂布』 彼を讃える言葉は数あれど、裏切りを繰り返し、忌み嫌われた彼を人々はこう呼んだ。『虎狼』…ってね。

マシュ「お疲れ様です先輩、コーヒーどうぞ。」 ー 「いつも、ありがとう」 ー マシュ「いえ、そんな……。 あ、ドクターから先輩にお話があるそうです。」 ー ロマニ「うん、夜分遅くすまないね。 で、ボクの話っていうのはね……

儂に足らなかったのは、その心の余裕というやつよ。正義にはなれず、悪にもこだわれず。ならば、せめて。残して伝えるべきだと思うてな。

子供に教えられた山道を歩きながら、男は闘志を滾らせます。 今の彼ならば、飢えた虎とて逃げ出すでしょう。 殺意と歓喜を滾らせ、隠そうともせず。 眠っていた鳥すら、騒ぎ立てる始末でした。 男「ふむ。 どちらでも良いが……どち…

儂は今から貴様の槍だ。貴様の拳だ。その怒り、その憎悪が正当であると己自身に誓えるのなら。儂はぬしのために、この凶拳を叩き込もう。

——それは。 昔々のお伽噺です。 男は禍々しい風貌と、凶拳を持つ拳士でした。 男は飽くなき強さを求め、あらゆる者と戦いました。 当然のように男は勝ちました。 それは男の才に依るものか。 あるいは弛まず練り上げた努力の量か…

儂にとって必要な強さは頂点ではない。…牙を抜かれた狼のような言い分だが、呵々。槍のヤツには辿り着けぬ領分よ。

そも、人が魔に勝つことは難しい。 神に勝てるかどうかは疑わしい。 しかし、サーヴァントとして召喚されればそのような嘆きを聞いてはいられない。 繩鋸木断じょうきょぼくだん、水滴石穿すいてきせきせん。 縄とて大木を断ち切り、…

確かに我が拳は凶つ物だ。生前、周りからは散々な言われようであったが、連中はまさしく正しい。この血の滾りなくして、何が武術家かッ!

李書文「何たる僥倖、何たる幸運。 抑えられぬぞ、この血の滾り……!」 ー 燕青「ははははは! なるほどねェ、俺が現界した影響で何やら迷惑を掛けたようだ。 とはいえ、こうして召喚されてこうして向き合ったんだ。 ——なら、や…

騎士たる者、主君に刃を向けることすら、時に忠義であるのだと。まして自身を破壊の化身と称するのであれば! それは最早、我が主ではない!

シェイクスピア「……というところで、さあそろそろ本命に近付いてきましたぞ!」 ー ランスロット「本命……だと?」 ー シェイクスピア「ええ、ええ。 本命ですとも。 異邦にして最後の騎士、円卓の分割者、サー・ランスロット!…

この大地は痩せていた。富むことができず、戦乱に荒れ果てていた。この地の民は…彼らは騎士王に希望を抱いたのです。

ランスロット「……当たり前の話ですが、私が居た頃のブリテンとはまったく異なりますね。」 「一千年以上経ってるだろうからね」 ー ランスロット「人類の営みは、あの痩せた大地にこのような建物を建てるまでに至ったのですね。 理…

さて、ランスロット殿。この劇においてあなたの役割は、分割です。円卓を分割して全てを見送り、その行く末を伝える役割を背負った者。

——ブリテンは終焉した。 何もかもが殺し合い、凄惨な終わり。 そして都合よく、私は生き延びた。 全てが生贄になった。 騎士王、ガウェイン、モードレッド、ケイ……。 マーリンは楽園に逃げた、いやあれは追われたのか? 円卓は…

できない、シータ。それだけは、絶対にできない。マスターの手を離すということはかつて僕がシータにやったことと同じことだ。今度は、離しちゃいけないんだ。

ラーマ「手加減をしない英雄、か……。 果たしてどのような者か。」 ー マシュ「大丈夫です。 カルナさんも、アルジュナさんも、当代きっての大英雄。 あの二人を乗り越えたんですよ、ラーマさんは。 自信を持って進みましょう。」…

ああ、まったくもって余は恵まれていた。もっとも、楽しかったのは旅の始まりだけだ。シータを攫われてからは、ただただ過酷だった。

ラーマ「試練、か。 考えてみれば、我が半生は試練だったなあ。」 ー ロマニ「『ラーマーヤナ』によれば、ラーマ君はまず王子であった頃に追放されたんだっけ。」 ー ラーマ「うむ。 異母であるカイケイーが、余が王となってしまう…

なに? なんなのラーマ君? 宝具封印されてるの、今の今まで全然気付かなかったの? 汝の脳はマシュマロか何かでできてるの?

ラーマ「う、うう……。 ラーマ、ラーマや……。 む、むむ。 余を呼ぶのは誰か……?」 ー ヴィシュヌ「ヴィシュヌです。 ラーマ、すみやかに起きなさい……。」 ラーマ「げ、ヴィシュヌ様!?」 ー ヴィシュヌ「げ?」 ー ラ…

禅寂大悟、真の極みへと至った剣聖の果てを知る魂なのでしょうから。それならそれで構いません。私は私で、零のさらに先に在る剣を目指すまで——!

「シミュレーターの中に、何か……倒すべき敵がいるってこと……?」 ー 柳生「然り。 文字通りの意味である。 五日前のこと。 この世ならざる妖物魔物の臭いをしみゅれえたあに感じ取ったはいいが、確証がまるでない。 予感程度で…

もう迷いませぬ。この身、この心から蛇神への呪が消えぬとしても。畏れと恐れが渦巻き続けるのだとしても。拙者の忠義は揺るぎませぬ。

茨木「…………見ていたぞ酒呑。」 ー 酒呑「なあに、そないに頬膨らして。 うちこれから湯浴みするさかい、そこ退いてぇな。」 ー 茨木「酒呑は人と交わるのが好きなのか? あのような、蛇にさえ堕ちきれぬ半端者をからかう・・・…

御身こそは我が呪の源たる大蛇神の御子! 太古の蛇、或いは竜—— 遙かな時流れては伊吹大明神と祀られし、荒ぶる神たる八岐大蛇が一子! 伊吹童子殿!

千代女「…………蛇、蛇、蛇。蛇づくし! ど、ど、どういうつもりにござるか! よりにもよって斯様に蛇蛇蛇と、こ、これではまるで、拙者のことを……!」 「千代女さん、蛇苦手?」 ー 千代女「そ、それは——」 ー 酒呑「蛇、苦…

昨日この夢を見てから、ずっと考えてた。なんでオレは今さらこんな夢を見たのか。もし選定の剣が抜けたなら、一体オレはどんな王になるのか。

「ここは……昨日の夢の?」 ー モードレッド「……ああ。 ようやく辿り着きやがったか。 今日は随分と手が込んでやがったな。」 「マーリン?」 ー マーリン「そうとも。 お馴染みのマーリンお兄さんだ。 選定の剣といえば私。…